Docker 上で Oracle Database のイメージが構築されているものとします。まだ、Docker 上で Oracle Database を構築していない場合にはこちらをご参照ください。
公式 Oracle Database の Docker イメージを構築 - @chiroito ’s blog
docker
コマンドを使用して Oracle Database を動かすには以下の様に引数を並べて起動します。
> docker run --name orcl -p 1521:1521 -p 5500:5500 -v /mnt/oradata:/opt/oracle/oradata \ > -e ORACLE_SID=orcl -e ORACLE_PDB=pdb1 oracle/database:12.1.0.2-ee
実際に環境を使う場合にはデータベースだけを起動してシステムを構築することは無く、アプリケーションサーバなども同時に起動します。
上の docker
コマンドで起動している内容と同じ内容を docker-compose.yml
ファイルに設定し Docker Compose を使用して起動しましょう。
コンテナデータベースの名前に相当する環境変数は ORACLE_SID、プラガブルデータベースの名前に相当する環境変数は ORACLE_PDB です。データベースへ接続するポートは 1521 、管理ツールへアクセスするポートは 5500 です。また、データベースのデータはコンテナの /opt/oracle/oradata に格納されます。
docker-compose.yml
orcl: image: oracle/database:12.1.0.2-ee volumes: - /mnt/oradata:/opt/oracle/oradata ports: - "1521:1521" - "5500:5500" environment: ORACLE_SID: orcl ORACLE_PDB: pdb1
docker-compose.yml
ファイルを作成したら、ファイルのあるディレクトリで以下の様に実行すると Oracle Database が起動します。
docker-compose up