Red Hat Middleware
Infinispan (Red Hat Data Grid) が提供している監視に使える機能についてまとめました。環境に合わせて適宜設定することをお勧めします。 この記事では Infinispan および Red Hat Data Grid のインストール先のディレクトリをINFINISPAN_HOMEとしています…
前回(Quarkusはどのようにスレッドを使うのか - #chiroito ’s blog)の記事にある通り、QuarkusでReactiveのアプリケーション開発をしていると、Reactiveに対応したデータストアのAPIを使います。これによってReactiveのメリットを完全に得られます。ですが…
Quarkusを使ったアプリケーション開発では、従来のフレームワークなどで使われている命令型に加え、ここ最近のフレームワークで使われているReactive型の2種類の実装方法が選べます。命令型の実装ではBlockingとして動作し、Reactiveの実装ではNon Blocking…
本番環境では有用な認証ですが、デフォルトで有効になったため開発環境では認証を無効にしたいこともあると思います。 認証を無効にするにはserver/infinispan.xmlを編集します。 <security> <credential-stores> <credential-store name="credentials" path="credentials.pfx"> <clear-text-credential clear-text="secret"/> </credential-store> </credential-stores> <security-realms> </security-realms></security>
環境 SpringBoot 2.3.0 Infinispan 10.1.7 サンプルソースはこちら GitHub - chiroito/spring-session-sample 手順 Java EE がインフラの設定だけで実現できることと比べ、SpringBoot はアプリ側を少し書き換えて設定しないと行けません。 手順は以下のとお…
これまでは、リモートストアを使用して HTTP セッションを Infinispan やその商用製品である Red Hat Data Grid へオフロードしていました。ですがその方法は Wildfly 14 (JBoss EAP 7.2)から古くなったようです。新しい方法は同バージョンから導入されたely…
Infinispanを使う時はDownload - Infinispanのようなダウンロードサイトで必要なファイルをダウンロードして使います。しかし、開発しているGithub上の最新バージョンを使って動かしたい時もあるでしょう。そんな時はビルドした後に出来上がる成果物を使いま…
キャッシュからデータを取得する時に、キャッシュにデータが乗っていないためキャッシュミスが発生し、RDBMSやオブジェクトストレージなどのデータストアからデータを取得し、次に備えてキャッシュに載せると言うことがあります。また、キャッシュの更新や他…
インメモリデータグリッドを使用するにあたり分散キャッシュを使って自作のデータ型となるエンティティを使うことは避けられないでしょう。今回はHot Rodを使ったDistributed-cacheでどうやって自作のエンティティを使うかを紹介します。 オブジェクトを読み…
Infinispanを触ってて、設定ファイルで設定した内容に加え、コードによる設定を足したいなと思うことがあったので書いてみました。 以下の通りにするとHot Rodの設定ファイルであるresources/hotrod-client.propertiesを読み込みつつ、コードによる設定もで…
Infinispan をクライアントサーバモードで動かした時の、実行回数をスレッド数を変えて性能測定してみました。 環境 クライアントとサーバのマシンを1台ずつ用意しています。サーバマシンにはInfinispanを2プロセス起動しています。 使用したInfinispanは10.…
今回は、Infinispan をクライアントサーバモードでキャッシュを使用してみます。 デフォルト設定で作成してあるmycacheという名前のキャッシュを使用します。サンプルコードではまず、このキャッシュを取得します。最後にそのキャッシュにあるデータの件数や…
Infinispan をライブラリモードで動かした時の、実行回数をスレッド数を変えて性能測定してみました。 環境 Lenovo X1 Xtremeで、4コアのI5-9400H を搭載しています。 ベンチマーク 今回試した処理は get と put です。 以下が実行回数のグラフで、get は左…
今回は、Infinispan をライブラリモードでキャッシュを使用してみます。 デフォルト設定でキャッシュを作成し、そのキャッシュにmycacheという名前を付けます。そして、mycacheというキャッシュを取得します。最後にそのキャッシュにあるデータの件数やデー…
ここでは Infinispan を開発するにあたって必要となるテストの実行の仕方を紹介します。 環境構築についてはこちら(Windows 上に Infinispan 11 のビルド環境を構築してみた - #chiroito ’s blog)をご覧ください。 全体のテスト Infinispan のテストを全部…
ここでは Windows 上でInfinispan を開発するためビルドできるように環境を構築していきます。Windows固有の理由でテストが通らなかったりするので、テストはスキップします。 環境変数 Java 11 と Maven が必要になりますので適宜インストールしてください…
Infinispan を使った環境を構築する場合、ライブラリモード(Embedded)方式とクライアントサーバ方式の2通りの方法があります。今回はmycache というキャッシュを持つ環境の作り方をそれぞれ簡単に紹介します。 今回試したバージョンは Infinispan 10.1.3.F…
システムを運用する時や検証する時にオシャレなGUIで状況を確認したいことはないでしょうか。Infinispan 10にはこの様な要求を実現する機能が含まれています。今回はその機能を使って Grafana でオシャレなダッシュボードを作れるようにするところまで紹介し…
ここでは、Infinispan 10 のログレベルを変更する方法を紹介します。通常の動かし方と公式コンテナを使った場合の2通りを紹介します。 プロセスを起動する場合 以下の流れでログレベルを変更します。 ログファイルを編集 infinispan Server を起動 設定ファ…