#chiroito ’s blog

Java を中心とした趣味の技術について

圧縮率の低いデータのZFS圧縮

概要

 ZFSの圧縮の種類を変更してCPUの使用率を測定してみました。なお、本環境で圧縮率の低いデータの圧縮を使うとCPUネックになります。

環境

  • AMD Athlon 64 X2 3500+ EE (35W)
  • DDR2 5GB
  • M3A78-VM
  • HDS721010CLA332
  • Solaris 11 Express

検証方法

 下記の構成で検証をしています。
  • コピー元プール:HDD×3のストライピング
  • コピー先プール:HDD×1
 コピー元にOracle Enterprise Linux 5 update6のDVD(3.54GB)を置き、コピー先へコピーします。コピー先は圧縮無し、lzjb、gzip-1の3通りで検証しました。

検証結果

 今回のデータは既に圧縮されているデータが大量に含まれており、これ以上の圧縮が見込めないためCPUの負荷が増えるのみで遅くなってしまいます。
 下のグラフはCPUのシステムコールの割合になります。1coreを100%とし、2coreなため上限は200%になります。また、ユーザコールは無視できるレベルでした。
 なお、gzip-1までなのはこれ以上やってみても意味が無かったためです。