#chiroito ’s blog

Java を中心とした趣味の技術について

圧縮率の高いデータでZFS圧縮

概要

 良く圧縮されるデータを使用し、ZFSの圧縮の種類を変更してCPUの使用率を測定してみました。

環境

検証方法

 下記の構成で検証をしています。
  • コピー元プール:HDD×3のストライピング
  • コピー先プール:HDD×1
 コピー元にddで作成したデータを置き、コピー先へコピーします。コピー先は圧縮無し、lzjb、gzip-1の3通りで検証しました。
dd if=/dev/zero of=/fpool/from/test_image count=3620 bs=1M
データサイズは圧縮率の低いデータのZFS圧縮で使用したOELのイメージに合わせてあります。

検証結果

 圧縮率の高いデータの場合は、CPUでしっかりと圧縮され実質の書き込み速度は向上しており、圧縮の有効性が分かりました。
 下のグラフはCPUのシステムコールの割合になります。1coreを100%とし、2coreなため上限は200%になります。また、ユーザコールは無視できるレベルでした。