米国時間の2017年4月19日に dockercon17 で Oracle 製品の docker イメージが正式にサポートされたと発表されました。
Docker Store には、Oracle WebLogic Server、Oracle JDK、Oracle Databaseなどの Oracle 製品がインストールされたイメージがあります。これらの公式イメージは以下の 2 ステップだけで使用できます。
- Docker Store でコンテンツを取得
- docker コマンドでイメージの取得
Docker Store からではなく Oracle 公式の Docker レジストリ からイメージを取得する方法はこちらです。
Oracle 公式の Docker レジストリからイメージを pull - #chiroito ’s blog
Docker Store でコンテンツを取得
Docker Store 内を Oracle で検索してみます。
https://store.docker.com/search?q=oracle&source=verified&type=image
検索すると WebLogic Server や Database などの製品が一覧として表示されます。今回は下図にある Java のイメージを使用しましょう。
これを選択すると次の様な詳細画面に遷移します。この画面ではこのコンテンツが Oracle によって作成され docker によって CERTIFIED されていることが表示されています。
画面右側の [Get Content] を選択するとコンタクト情報の入力とライセンスの同意画面に遷移します。
情報を入力して、ライセンスに同意した後に画面右下の [Get Content]を選択すると下図のように My Content の一覧に表示されるようになります。
[Setup] を選択するとイメージを取得する方法や java コマンド等の使い方の説明が表示されます。
docker コマンドでイメージの取得
ここまでイメージを取得する準備は終了です。docker コマンドでイメージを取得しましょう。イメージを取得するためには Docker Hub へログインしてから pull を使用して取得します。
$ docker login Login with your Docker ID to push and pull images from Docker Hub. If you don't have a Docker ID, head over to https://hub.docker.com to create one. Username: Password: Login Succeeded $ docker pull store/oracle/serverjre:8 8: Pulling from store/oracle/serverjre 915686a9e0a3: Pull complete 7f624fa50d1a: Pull complete Digest: sha256:568df4bca1d8cb85938da94e46bcaf2b98fa682fe7046cd980a60aba64ac8668 Status: Downloaded newer image for store/oracle/serverjre:8
これだけで docker 上で OracleJDK が使えるようになります。
今回は Java のイメージでしたが他にもいくつかの製品があり、Oracle WebLogic Server や Oracle Database が簡単に使えるようになります。これらを使用して Java EE や Oracle Master などの学習にお役立て下さい。