Oracle WebLogic Server をコンテナとして起動すると、本番モードで起動するため、開発に使うにはちょっと不便です。 設定を簡単に変えられるように開発モードで起動し、リモート・デバッグできるようにDebugモードで起動しましょう。
開発モードで起動するには環境変数PRODUCTION_MODE
にdev
を設定し、Debugモードで起動するには環境変数debugFlag
にtrue
を設定します。これらをDockerコンテナへ指定するにはDockerコンテナの起動時に-e PRODUCTION_MODE=dev -e debugFlag=true
を指定します。
WebLogic はリモート・デバッグ用のポートを tcp:8453 で、HTTPポートを tcp:7001 でリッスンします。IDEやブラウザから接続できるようにDockerコンテナの起動時に-p 8453:8453 -p 7001:7001
を指定します。
上記を設定し、WebLogicをDockerコンテナとして起動するには以下のように実行します。
docker run --name weblogic-dev-debug -e PRODUCTION_MODE=dev -e debugFlag=true -p 8453:8453 -p 7001:7001 store/oracle/weblogic:12.2.1.2
起動時のログに以下が含まれていると開発モードで起動しています。
production_mode : [dev]
起動時のログに以下が含まれているとDebugモードで起動しています。
Listening for transport dt_socket at address: 8453
これで、WebLogic のコンソールからの設定変更を簡単にでき、IDE からリモート・デバッグできるはずです。