目的:
ASMCAを使用して構築済みのASMディスクグループにASMボリューム・ACFSの作成しOSで利用できるようにします。ACFSを利用すると今までDBでしか使うことが出来なかったASMをファイルシステムとして使用することが出来ます。
環境:
ASMインスタンスが構築済み。(Grid Infrastructure 11.2.0)まだの場合はこちら
ASMディスクグループ:DATA
流れはこんな感じです。
1.ASMCAの起動と確認
2.ボリュームとACFSの作成
3.マウントポイントの作成とマウント
ASMCAの起動と確認
ASMコンフィグレーションアシスタントを起動します。[grid@host1]cd /u01/app/11.2.0/grid/bin
[grid@host1]./asmca
[ボリューム]タブと[ASMクラスタ・ファイルシステム]タブが使用できることを確認します。
上記タブが使用できない場合はrootユーザでACFSをロードします。
[root@host1]cd /u01/app/11.2.0/grid/bin
./acfsload start -s
ボリュームとACFSの作成
[ボリューム]タブで[作成]ボタンを押すと[ボリュームの作成]ダイアログが表示されます。[ボリュームの作成]ダイアログ
[ボリューム名]を入力[ディスク・グループ名]を選択
[サイズ]を指定して[OK]ボタンを押すと作成できます。
[ASMクラスタ・ファイルシステム]タブで[作成]ボタンを押すと[ASMクラスタ・ファイルシステムの作成]ダイアログが表示されます。
[ASMクラスタ・ファイルシステムの作成]ダイアログ
[ボリューム]に先ほど作成したボリュームを選択します。使用目的のような物が初期値では
[データベース・ホーム・ファイルシステム]が選択されているので、
[汎用クラスタファイルシステム]を選択します。
[マウント・ポイント]を入力し、
[マウント・ポイントの登録]は[はい]を選択し[OK]ボタンを押します。
今回ボリューム名はDATA
マウントポイントは/mnt/acfs/datadg_data
としました。
↓こんなダイアログが出ますので
ASMクラスタ・ファイルシステム:作成
/dev/asm/data-442でACFSを作成中...
しばらく待つと完了します。
/dev/asm/data-442でのACFSの作成が正常に完了しました。ACFSを使用するにはマウントする必要があります。
マウントポイントは正常に登録されました。
マウントポイントの作成とマウント
[grid@host1]cd /mnt先ほど作成したACFSをrootユーザにてマウントを行います。
[grid@host1]mkdir -p acfs/datadg_data
[root@host1]mount.acfs -o allこれで、マウントポイントにACFSがマウントされました。
後は他のファイルシステム同様に使用可能です。